Q.
緊張すると尿意をもよおします。
A.
緊張すると尿が貯められなくなり、我慢できなくなる状態を
「神経性頻尿」と言います。
したくなっても5分ほどガマンする膀胱トレーニングで、
ためる習慣をつけましょう。
「骨盤トレーニング」も有効です。
気になって外出が億劫になるほどなら、泌尿器科や精神科を
受診してください。
Q.
更年期に入って尿漏れするように
A.
40代後半から多くなるトラブルで、9割以上が出産経験によるものです。
妊娠中は赤ちゃんの入っている子宮を支えるため、骨盤の底にある
筋肉・骨盤底筋や靭帯に負担がかかり、ゆるんでしまいます。
これが原因で「腹圧性尿失禁」と言う尿もれが起こります。
産後の尿漏れは1年ほどで回復しますが、加齢で筋力が衰えるにつれ
再び尿漏れの症状が出てきます。
「骨盤底筋トレーニング」を、3か月ほど続けてみてください。
それで治らないなら病院へ。
薬や簡単な手術で治療できます。
「骨盤底筋トレーニング」はきちんとやれば必ず効果が出てきます。
頑張って続けてね。
Q.
夜中に何度もトイレに起きてしまいます。
A.
就寝時間2時間前から水分を控えてみてください。
夜中にトイレに起きた時の1回の排尿量が、コップ1杯以上なら
夜間多尿です。
少ない場合は過活動膀胱の可能性があります。
就寝2時間前から飲水、特にコーヒーなどカフェイン系のものは
控えましょう。
「骨盤トレーニング」も有効です。
夜間多尿が続くようなら内科の受診をしましょう。
Q.
尿の出が悪くなったみたい
A.
加齢で筋力が弱まると尿がためられなくなり、排尿が少量になるせいで
出が悪くなります。
量が多いのに出方が悪い場合は、膀胱が下がる「膀胱瘤」の可能性があるかも
しれません。
どちらも「骨盤底筋トレーニング」が有効です。
只腹筋の衰えは症状には関係ありません。
無理に腹圧をかけると尿道が開きやすくなり、尿漏れにつながるので
排尿はいきんだりせずゆっくりと行ってくださいね。
骨盤底筋を鍛えると、尿の勢いも戻ります。
Q.
トイレに間に合わないことがあります。
A.
膀胱が過剰に働いてしまう「過活動膀胱」の可能性があります。
行きたくてもトイレのある場所では少し我慢して、膀胱に尿を
ためる膀胱トレーニングや「骨盤底筋トレーニング」を試してみて
下さい。
改善しないようなら泌尿器科や婦人科を受診しましょう。
Q.
膀胱炎がクセになってしまった。
A.
尿道からはいつも菌が出入りしています。
免疫力が低下するとこの菌が増え、膀胱炎の症状が出ます。
免疫力を下げないように規則正しい生活を送り、
疲れをためないことが一番です。
但し、閉経後ならホルモン不足が原因のこともあります。
年に5回以上繰り返し、期間が1~2週間続くようなら
「間質性膀胱炎」の可能性もあります。
これは菌に関係なく起こる膀胱炎で、予防は難しく
医師に相談をしてください。